男性更年期障害と早漏

 

1.早漏と加齢

早漏は一般的に性経験の少ない敏感な若い世代によくみられると思いがちの症状ですが、加齢とともに早漏の症状が現れることがあります。加齢により男性ホルモンが低下し、射精管閉鎖筋が弱まることから早漏の症状が現れる衰弱性早漏というタイプの早漏です。

衰弱性早漏の特徴は、若い頃の過敏性早漏と異なり射精管閉鎖筋が弱まることで射精のタイミングをコントロールすることができず、精液が漏れるように射精してしまうことです。この時、射精に伴うはずのオーガズム(絶頂)の快感を感じることができずに射精をしてしまうので本人としても性的な快楽を感じることができなく不甲斐ない状態になってしまいます。

大抵このような衰弱性早漏を経験している方は、トイレに行く回数が増えていたり、尿の勢いや尿ぎれが悪くなっているような症状を経験し始めています。これらの症状は男性更年期障害に現れる特徴的な症状でもあります。

男性ホルモンが低下すると勃起しにくくなったり、勃起力が弱まることから、ペニスがより膣が与える刺激に敏感になり感じやすくなります。また、勃起するまでにより多くの刺激と興奮が必要になることから勃起してからすぐに射精してしまう結果に繋がってしまいます。加齢によりストレスが多い状況に置かれている男性が多いことも早漏の症状を引き起こす原因にもなっています。

 

  1. 男性ホルモンの低下と男性更年期障害

 

男性ホルモンが低下すると男性更年期の症状が現れます。更年期障害は主に閉経のある女性に見られる症状として認識されていましたが、近年では男性にも更年期障害があることがわかり様々な症状が診断されるようになりました。

学者たちの間では女性更年期はだいたい45歳から60歳にかけて現れ、男性更年期40歳から65歳にかけてゆっくりと現れるとされています。

男性更年期障害の中には精神神経に関わる症状、身体的な症状、性機能に関連する症状などがあります。女性の更年期は45歳から始まるのに対して男性更年期は40歳から始まるので5歳も早く始まることになります。女性更年期は閉経の時期に集中して重い症状が現れるのに対して男性更年期は40歳から緩やかなカーブを描きながらゆっくりと男性ホルモンが低下していき更年期の症状が現れます。

欧米では「中年の危機(mid-life crisis)」という言葉がよく聞かれますが、中年になってくるとそれまでの人生観や価値観が崩れ、悩み出す人がいたり、それまで満足していた生活に満足できなくなりより精神的な世界に興味を持ったりするようになります。このような「中年の危機(mid-life crisis)」の精神的変化は実は男性ホルモンの低下にも影響しているのです。

 

中年は精神的にはいらいらしたり、落ち込みやすかったり、やる気がでなくなったり、何に対しても億劫に感じたり、不安、緊張、恐れを感じやすく、パニックになることが多かったり、うつ状態になってしまいやすい時期です。

身体的にはホルモンの低下により体力が衰え始めるので体がだるく感じ、頭痛がし、胸が痛かったり、動機や息切れ、関節痛、高血圧、疲労感、めまい、ほてり、自律神経症状、寝つきが悪くなってしまい、日中にも眠くなってしまうことが多くなるというような症状が現れます。

テストステロンには心を落ち着かせる働きがあるために、テストステロンが低下すると自然にイライラしたり不安や悲しみなどの感情を感じやすくなります。それまで深く何かを考えることがなかった人も、深く考えすぎて落ち込んでしまったりという症状が現れます。また、テストステロン深く眠ることができるようにする作用を身体にもたらすことから寝つきが悪くなってしまったり、深く眠ることができないので、日中に頭が冴えずに常に眠気を感じている状態になってしまうこともあります。

男性更年期障害の性機能関連の症状としてよく現れる症状がED(勃起不全)早漏になります。朝立ちが少なくなり、性的な快楽は味わいたいものの精力の減退を感じたりしてフラストレーションを感じやすい時期です。テストステロンの低下により早漏ED(勃起不全)は合併症状として現れやすい症状です。

 

  1. 加齢による早漏への解決策

 

1) ED治療薬と早漏治療薬を服用する

加齢による早漏でお悩みの方にはED治療薬と共に早漏治療薬を服用するという方法があります。ストレスの多い現代社会に生きる社会人としては、現代医学の医薬品の力を借りて速攻的にストレスを大きく軽減させる方法を選ぶことができるのです。

加齢による早漏勃起力の弱さと持続力の低下にも大きな原因がありますのでED治療薬と共に早漏治療薬を服用すると相乗効果を経験することができます。

早漏治療薬はバイアグラなどのED治療薬に比べて知名度が低いですが、ダポキセチンを含む早漏治療薬は射精のタイミングを3倍から4倍まで延長することができるという効果を上げています。

ダポキセチンを含む早漏治療薬であるプリリジーは日本では医薬品として処方するための認可は下りていません。2012年からは厚生労働省から輸入許可がおりているので国内の医療機関でも処方を受けることができますが、個人輸入代行の通販を通しても購入することができます。

近年ではダポキセチンを含むED治療薬のジェネリック医薬品が販売されるようになりました。バイアグラのジェネリック医薬品として長年愛用者が多いカマグラゴールドにダポキセチンを配合させたスーパーカマグラが早漏治療効果のあるED治療薬としてのジェネリック医薬品の中で人気があります。

インドの伝統的なハーブ薬品の開発販売も手がけているサンライズ レメディーズ社が販売しているスーパーPフォースも定評のある早漏治療効果のあるED治療薬のジェネリック医薬品です。

2) PC筋を鍛えるトレーニングをする

PC筋(Pubococcygeus Muscle)と呼ばれている恥骨尾骨筋を鍛えることで早漏を防止することができます。加齢により筋肉は衰えやすいのですが、筋トレを続けている人は健康な筋肉を維持することができています。問題は、現代人は忙しすぎて慢性的な運動不足を多くの人が経験しているということにあります。運動をしないと自然に筋肉は衰えてきます。筋肉は使っていないと衰えてしまう性質を持っているのです。しかし、筋トレなどの努力をすると誰でも次第に必要な筋肉が鍛えられていきます。

PC筋を鍛えるトレーニングはケーゲル運動と呼ばれ、その方法は肛門をゆっくりと締めて締めたままで3~5秒間緊張状態を維持した後に緊張をほどくという運動を繰り返すシンプルなトレーニング方法です。オフィスで仕事をしていたり通勤の電車の中などでも簡単にできるので試して見ましょう。

 

3) 精力剤を服用して体質改善をする

早漏克服のためには健康的な生活をしながら体質改善を行うことが効果的です。いくらED治療薬を服用しても対処療法としての治療薬ですので根本的な解決には繋がりません。長期的に自然な方法で回復を望むのでしたら、早漏治療に効果のあるシトルリンアルギニンを主成分とした精力剤を服用することをおすすめします。シトルリンアルギニンは血管を拡張させ血流の流れを良くする作用をもたらす成分であることから性器の大きさアップにも効果をもたらす精力剤です。精力剤を服用して、適度な運動をし、バランスのとれた食生活をすると自ずと健康状態は改善されることでしょう。

 

4) 体内のセロトニンのレベルをアップさせる

早漏治療に効果のあるセロトニンのレベルをアップさせるためにトリプトファンが多く含まれた食事をし、太陽の光を浴びて運動をすることも効果的な方法です。セロトニンのレベルを高めるためにサプリメントを服用するという方法もあります。

 

5) 早漏であることを受け入れて気にしない

早漏であることを気にせずに加齢の現状を自然の営みの一部と受け入れることは早漏であることのストレスのレベルを下げることに繋がり、早漏治療に役立つでしょう。子供が成長するように、大人も年をとって行きます。自然な現象に逆らおうとするのではなく、自然の流れだと受け入れるとストレスを軽減させることができます。

ストレスが自律神経の正常な作用にネガティブな影響を及ぼすので、無理するのではなく年齢に合ったストレスを感じない生活のリズムを自分自身でつかんで行きましょう。

4. まとめ

加齢によりテストステロンのレベルが低下することは仕方がない自然の現象です。男性更年期障害の症状が出始めたら、焦らずに前向きにポジティブな行動をとるようにしましょう。早漏治療のための薬を飲んだり、精力剤を服用したり、適度な運動するなどの努力をすると早漏を克服へ向けて前進することができます。