1. 早漏の実態

世界的射精障害で悩んでいる男性がたくさんいるといわれています。射精障害の中には勃起自体を起こすことができないED(Erectile Dysfunction:勃起不全)と、勃起と射精はすることはできるものの、そのタイミングに問題がある早漏または遅漏の大きく分かれて3種類があります。EDの場合には、バイアグラやレビトラ、シアリスなどのED治療薬が発売されてからというものの、ED治療薬のおかげでたくさんの男性が性行為をするために十分な勃起を得ることができるようになりました。

 

早漏の場合は射精をすることはできるため、ED(勃起不全)ほど以前から問題視されている射精障害ではありませんでした。しかし、近年になって早漏の実態は深刻であることが次第に明かされるようになり、早漏に関する数々の研究が医学会などでも頻繁に行われるようになりました。

現状として、若者や中高齢などの早漏の心配がなさそうな年齢層も早漏の心配を訴える人が増えてきている実態があります。加齢による早漏はだいたい30代から早漏で悩む男性が増えていると言われており、40代から早漏の症状が増加するとされているために、実際にはほとんど全ての年齢層の男性が早漏の悩みを抱えていると言っても過言ではない実態があります。早漏で真剣にお悩みでしたら、そのような方はお一人ではないのでどうかご安心ください。

 

そんな男性の気持ちを少しなごませるようなデータがあります。2016年にコンドームなどのセクシャルヘルス・グッズを製造しているジェクスが早漏に関しての調査を行なった結果、早漏だと悩む男性は35.8%にもなるという調査結果がでています。一方、女性の本音としては相手が早漏だと気にしている人は9.1%にとどまっています。女性はどちらかというと早漏よりも遅漏を嫌う傾向があります。このような調査結果にも表れているとおり、男性が気にしているほど女性はそれほど早漏を嫌がっておらず、セックスで満足することができるかだけでは男性を判断したりする人は少ないと見ることができるでしょう。男性が思っているほど、女性が男性に求めることのうちでの性的な満足感の比重はそれほど大きくはありません。それよりも、お互いの心の繋がりや、共に過ごす余暇の時間を楽しんだりすることの方が女性に幸せ感をもたらします。早漏の男性の方々は、早漏のことでパートナーの方を満足することができなかったとしても、日々の生活で愛情表現をして補うようにすればそれ程心配する必要はないでしょう。

 

早漏の原因の半分以上は心因性であるとされており、ストレスや精神的な不安、心配などがより早漏の症状をもたらすといわれています。男性としては性行為をして膣に挿入する前や直後に射精してしまうと、恥ずかしさや恥辱感、罪悪感を感じるようです。そのような感情は男性としての自信やプライド、自尊心を傷つけるようになってしまい、早漏から回復したいと望む男性は多い実態があります。

早漏だと悩み始めると、その不安やストレスにより早漏になりやすくなってしまうという悪循環に繋がってしまいます。女性の中には遅漏の方が嫌だという人もかなりいるようですので、心配せずにリラックスして相手を信頼しながら愛情を表現すると良いでしょう。

 

早漏の症状があることを悩んではいても公に人に悩みを打ち分けるわけにも行かず、一人で悩んでいる人が多い実態があります。男性にとってはセックスの際に女性を満足させてあげることができているかということは、男としてのプライドや自尊心に関わるセンシティブなことなので、早漏を改善させたいと望んでいる人も多い一方、どのような方法が一番良いのかまだまだはっきりとした解決策が知れ渡っていない実態があります。

 

日本では早漏の人口が多く、二人に一人が「早漏なのではないか」という心配をしていると言われています。世界的には20%から30%ほどの男性が早漏だという調査が出ています。日本は世界的に見ても早漏の人口が多く見られ実態があるようです。

 

2. 早漏の定義

 

早漏の定義として自分でコントロールすることができずに膣に挿入する前、或いは直後に射精してしまうことをいいます。早漏の特徴としては性的刺激を少ししか与えていないのにもかかわらず、本人が望まない内に射精してしまうことを言います。時間としては1分から3分以内とされています。医学的な早漏としての診断を受けるためには1分以内の射精となります。男性の見解からは3分以上の挿入時間だったとしても、女性に性的満足感を与えることができなかったり、女性がオーガズムを感じる以前に早急に射精をしてしまうことは「早漏なのではないか」と心配してしまうことに繋がるようです。

早漏は男性の射精障害の中でも最も多く見られる症状になります。おそらくほとんど全ての男性が人生のどこかの時点で悩むことがある射精障害なのではないかと思われます。

 

  1. 早漏の原因

 

たいていの場合、早漏の原因の明らかな理由を突き止めることは難しいとされています。

普通男性は性行為の経験や年齢を重ねると共に、射精を遅らせることを学んで行きます。早漏は新しいパートナーと初めて性行為をする時に表れやすいと言われています。また、ある特定の状況でのみ早漏になってしまう人もいれば、性行為をとおしての射精を長い間行なっていなかった時に早漏になってしまう人もいます。心理・精神的な要因として不安、罪悪感、憂うつ感なども早漏の原因になるとされています。ホルモンの問題、怪我や外傷からの影響、服用している医薬品の副作用からも早漏になってしまうという実態があります。

 

  1. 早漏の診断

 

早漏をいつも経験しているわけではなく、たまに早漏になってしまうというような際には心配する必要はないでしょう。だれでもそのようなことはありえます。しかし、次のような症状を経験している方は早漏と診断することができます:

 

・毎回、或いはほぼ毎回1分以内に射精してしまう

 

・性交の際、いつも、或いはほぼいつも射精をコントロールして遅らせることができない。

 

・その結果ストレスやフラストレーションを感じ、性行為や性的な親密感自体を避けるようになる

 

心理的な要因と共に生物学的な要因が早漏に影響を与えています。

たくさんの男性たちが早漏に悩む原因の一つは、恥ずかしさのために早漏の症状があることを話せなかったりするためにあるという実態があります。恥辱心というのは男性としてはできるだけ隠したい感情であるし、そのために一人で悩んだり解決しようとする傾向があります。しかし、早漏は世界的に多くの男性が抱えている性的な悩みですし、治療を受けることができる症状でもあります。早漏防止の薬剤を服用したり、カウンセリングや性的技術を身につけるトレーニングをすることで射精を遅らせることができるようになります。これらの複合的な方法を試すこともできます。

 

  1. 早漏の症状

 

早漏の症状には大きく分けて2種類があります。

終生早漏 後天的早漏です。

終生早漏 とは初めて性交した時から全て、或いはほぼ全ての性交において早漏を経験している症状をいいます。

後天的早漏とは以前は性交の際に早漏を経験していなかったのに、ある時をきっかけに早漏になってしまう症状をいいます。

 

多くの男性たちは早漏の症状があると感じていますが、早漏の症状の診断、特に1分以内の射精というカテゴリーには当てはまらない方が多いでしょう。

多くの方は早漏で射精をしてしまう場合と、通常の射精ができる場合の両方を経験する時期があります。

 

  1. 早漏防止への方法

 

早漏でお悩みでしたら、早漏防止のために、或いは早漏を治療するために前向きな行動をとることで明るい気持ちを取り戻しましょう。早漏はたいていの場合治療することができる症状ですのでご安心ください。

 

1) 病院へ行き医師に早漏を相談する

 

性交する時のほとんどの場合に早漏を経験しているとしたら、医療機関やクリニックに行き、医師に早漏であることを相談すると良いでしょう。性的な健康相談を医師にすることで恥ずかしさを感じる必要は全くありません。

専門家に相談し解決策を探すことで症状もそうですが、心理的にもかなり楽になります。早漏はたくさんの男性によく見られる症状ですし、治療することができる症状です。

 

2) 早漏防止のためのトレーニングを受ける

 

早漏防止のためのトレーニング方法は古くから開発され多くの男性たちに用いられています。

 

早漏防止のためのトレーニングで最もポピュラーな方法は以下の3種類の方法になります。

 

・スクイーズ法

 

・セマンズ法(スタート・ストップ法)

 

上記の方法は効果があるという人もいれば、効果が感じられないという人もいるという個人差があるトレーニングになります。

 

3) 早漏のための治療を受ける

 

早漏のためには様々な治療法が導入されています。

 

早漏のための治療法は以下のような方法が挙げられます。

 

・選択的陰茎背神経切離手術

 

・ヒアルロン酸ゲル亀頭陰茎増大手術

 

・コラーゲン注射

 

・ヒアルロン酸注射

 

・アクアミド注射

 

しかし、早漏防止のための手術も注射も、早漏防止のために必ずしも効果的な効用をあげることが保障されていません。ペニスの感覚を鈍くすることで早漏防止をすることですので、性機能障害に繋がってしまう恐れがあります。高額な上に、感染などの危険性も否めないという実態があります。

 

4) 早漏防止のためのカウンセリングやセラピーを受ける

 

欧米ではED(勃起不全)や早漏の症状を自然な方法で回復させるためにセックス・セラピーやカウンセリングなどを通して心理的な治療を受けることが推奨され発達しています。日本ではまだセックス・セラピーや射精障害のためのセラピーやカウンセリングを行っているところは少数のようです。カウンセリングを行っているところはたくさんあるようですので、深刻にお悩みのかたはカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

 

5) 早漏防止の治療薬を服用する

 

ED(勃起不全)のためのED治療薬があるように、早漏防止のためにも治療薬が存在します。現在は多くの人に知られるようになりましたが、ダポキセチンは日本では比較的近年である2012年になって厚生労働省の認可を得て処方が可能になった医薬品です。元々はうつ病の治療薬として用いられていた治療薬ですが、被験者の中に早漏防止に効果をあげたことがあったことから早漏防止用の医薬品として開発販売されるようになりました。

 

世界で初めて販売されるようになった早漏防止薬として「プリリジー(Prility)」があります。ベルギーの製薬会社であるヤンセン・シラグ社から2009年に発売され販売されています。SSRIという早漏防止のための治療薬です。

 

この他、早漏防止のための対策として早漏防止効果のあるダポキセチンを配合したED治療薬も販売されています。早漏防止をしながらED(勃起不全)を解消することができる相乗効果を期待できる医薬品です。

 

世界的に人気のあるバイアグラのジェネリック医薬品であるカマグラゴールドを製造しているアジャンタ・ファーマ社の「スーパーカマグラ」サンライズ レメディーズ社製造販売しているスーパーPフォースというダポキセチンを配合した早漏防止効果のあるED治療薬が販売されています。

 

6) 早漏防止のために局部麻酔クリームやスプレーを塗る

 

早漏防止用に、リドカインという世界でもっともポピューラーな局所麻酔薬を塗布することで早漏防止をすることができます。

 

7) 早漏防止のための精力剤を用いる

 

早漏防止のために精力剤を服用したり、塗布することができます。

 

①服用するタイプの精力剤

 

精力剤の中で早漏防止に効果のあるものがあります。

加齢からの早漏を経験している方には特に精力剤を服用することをお勧めします。精力剤は身体の精力アップを図りながら自然に早漏を治療することができるために服用し続けると体質改善に繋がります。

 

早漏防止のために効果があると言われている精力剤シトルリンアルギニンになります。

 

これらの精力剤を服用することは、手軽に毎日服用するだけで精力アップと滋養強壮、ペニスの大きさをアップさせることに繋がるなど、身体にとってたくさんのメリットがあります。

 

精力剤は自然な原料からできている薬剤やサプリメントですので、安心して服用することができ、副作用もありません。精力剤は医療機関などに訪問することなしに簡単にドラッグストアや通販などで購入することができます。

 

しかし、精力剤は極度の早漏には効果をもたらさないというデメリットがあります。早漏の症状が深刻な方は医師に相談されることをおすすめします。

 

精力剤を服用することは、性生活のみならず身体全般の健康を回復させ、体力アップや若返りなどの効果もありますので、精力剤を服用しながら早漏防止のためのトレーニングをするなどの複合的な努力をすると良いでしょう。

 

②塗布するタイプの精力剤

 

早漏防止のためには服用する精力剤の他に塗布する塗り薬タイプの精力剤も販売されています。塗布するタイプの精力剤は男性ホルモンが含まれており、感覚を鈍らせるための成分も配合されています。

まとめ

 

早漏は世界的に多くの男性たちにみられる症状です。しかし、多くの男性たちが恥ずかしがって医師に相談できなかったり、これと言った対策をとることができずにいる実態があります。早漏は治療することができる症状ですので、医師に相談したり、早漏防止のための医薬品や精力剤などを用いて前向きな行動をとることができます。治療法やトレーニングには様々な方法がありますので、メリットとデメリットをしっかりと調査した後にご自身の症状と体質にあった治療方法を選択するようにしょう。